渡会純价氏が版画の世界に踏み込んで、早や、画業58年という年月が経ちました。
彼は、札幌を拠点に制作を続けており、先頃も札幌市内にて個展を開催(添付資料)されました。当個展は、「渡会純价展-夢路を紡いで」と題されておりますが、いつもタイトルに表現されるのは、「・・・を紡いで」というイメージです。
彼のどの作品をとっても、テーマが異なっても、家族や風景に音楽が入り、軽快で、温かく、ほのぼのした癒しの世界に引き込まれる感覚の作品が多いのです。渡会純价氏の世界は作品の「線」と「構図」を音楽の「リズム」がそれこそ糸を紡ぐが如く絡まり、独特の魅力の世界を構築していると思います。
彼にとっては、湧き上がってきたイメージにリズムが入り込み、「線」はその強弱をもってリズム感を表現し、拡がるメロディが自由奔放な「フォルム:構図」を構成し、心のリズムで紡いだ世界に色彩がハーモニーを奏でます。どの作品にもそういった音楽性が見受けられ、作品を描く彼自身が、あたかもコンダクターのように、作曲家のように!
しばし、【渡会純价の版画の世界】をお楽しみください。
いかがでした? 渡会ワールドは?
「30cm×30cmの大きさの版画であっても、油絵の100号に負けないくらいの表現はしている」また、「この線1本ひくために、今までの僕がある。」「人生は1本の線の集積です。このことを後に続いて版画に取り組む人たちに話しつつ、アートと人生の糸(線)を紡いでいくつもりです。」と素晴らしい言葉を聞かされました。
筆者は、この渡会ワールドに魅せられたものです。ご覧いただいた方で、渡会作品を御所望の御方にはメールにてご連絡いただければ、お取次ぎさせていただきます。
⇒ こちらのお問い合わせからご連絡ください。
1936年 北海道小樽市に生まれる。
1959年 北海道版画協会設立参加(版画家としてのスタート)
1961年 全道展出品(62年受賞)
1962年 日本版画家協会展出品
1970年 現代美術選抜展(文化庁主催)
1971年 渡欧(パリ:フリードランデル工房)~72年迄
1974年 若き現代版画展(パリ近代美術館)
1978年 日本現代版画展(メキシコ)/第1回北海道現代美術展
1983年 渡欧(道文化海外交流事業費助成)(パリ・アトリエ17)
1985年 ロンドン・ヘンダーソン画廊企画個展
1987年 美術北海道100年展(北海道立近代美術館)
1989年 MUSIC PROMUNADE渡会純价展
1989年~1992年 読売新聞コラム「原生林」同人
1991年 日本・イタリア国際版画展(ローマ)
1994年 版画の詩人 渡会純价展
1995年 平成7年度札幌市民芸術賞受賞
1996年 「ヨーロッパ・スケッチ紀行」コーディネータ
2004年 「国際児童選抜版画展」(中国南京)へ日本代表審査員
2006年 「釧路アートフェスティバル」実行委員
2008年 「日露友好フェスティバル」(ロシア・エルミタージュ美術館)
2010年 紺綬褒章を受ける。
2012年 日本美術家連盟 北海道地区代表委員
北海道立近代美術館、網走美術館、国立国際美術館、大英博物館、San Diego Museum、シンシナチィ美術館、新千歳空港ターミナル、甲府コンサートホール、増田誠美術館、大阪近代美術館
「わいん色のスケッチ」2000年
「旅たびのメモリー」2003年
お客様 各位
弊社ワインの愛好家の皆様へ
拝啓
皆様、気持ちのいい春らしい季節になり、ご機嫌よろしくお過ごしでしょうか。
長らく弊社都合により休業を致しておりましたが、4月1日を持ちまして再開いたします。
皆様にご不自由をおかけして参りました事、深くお詫び申し上げます。
新規、新年度からのスタートを迎え、心新たに弊社の精一杯の努力を重ねて、皆さんからの期待に応えていく所存でございます。
ご好評を頂いております、弊社の年2回開催のワイン試飲会をはじめ、これからも新しい美味のワインの探求を続けて参ります。
今後とも変わらぬご愛顧の程、よろしくお願い申し上げます。
店主敬白